2020年1月。
多くのブロガーの元に、不穏なメールが届きました。
「え!?今まではパンくずリストの問題なんて言ってこなかったのに!?」
今回、私のもとにもそのような警告が届いていたので、「WPのテーマを変える」という形で対応しました。
現在もパンくず問題で悩んでいる方の参考にしていただければと思います。
「パンくず問題」を解決!Googleサーチコンソールからの警告に対応した件
「パンくず」に関するサーチコンソールからのメッセージ
パンくず問題に関するメッセージは、メールとサーチコンソール上で届けられました。
メール
サーチコンソール
サーチコンソール内でも、このようなメッセージが表示されました。
サイドにまで出てきます。
最初はまぁ今度のんびりやろう、と思ってましたが、これはさすがに放っておきにくいですよね。
とても気になります。
「パンくず問題」とはなんなのか:data-vocabulary.orgとschema.org
そもそも、パンくず問題とはなんなのか。
なぜ起きたのか。
エラーをよくよく見ていると、答えが書かれています。
data-vocabulary.orgスキーマのサポートが終了します(任意)
そう、コレが原因です。
コレって言っても、そもそもdata-vocabulary.orgスキーマがなんなのかわかりません。
data-vocabulary.orgとschema.org
現在のワードプレスでは、パンくずリストの構造に、data-vocabulary.orgかschema.org が使用されています。
data-vocabulary.org が古いほう、schema.orgが新しく使用も広がっているほうと考えると良いかと思います。
今回、Googleは、data-vocabulary.orgのほうはサポートを終了し、schema.orgだけを推奨するよ、と言っています。
data-vocabulary.orgのままにしているとどうなるのか?
data-vocabulary.orgのままにしていても、現在のところは問題はないようですが、2020年4月6日以降「リッチリザルトの対象外」にすると言っています。
https://webmasters.googleblog.com/2020/01/data-vocabulary.html
ワードプレスのテーマ提供元が対応する場合も
多くのワードプレスユーザーは提供されているものを使っているだけなので、内部的なことを言われてもわかりません。
「提供元に言ってくれ」という気持ちになりますよね。
そういう気持ちに応えて、多くのテーマ提供元(とくに有料)は、そちらで解決してくれています。
例えば、有名なテーマJINでは、置き換え対応する旨がツイートされました。
テーマ側で解決(JIN)
JINを使っているブログで1件のパンくずリストに関する警告がサーチコンソールに届いているかと思いますが、
マークアップに使っている一部のコードが今後Googleのサポートから外れるようなので、こちらテーマ側のアップデートで近日中に置き換え対応いたします。もう少々お待ち下さい🙏
— ひつじ@JIN制作 (@hituji_1234) January 22, 2020
自分でパンくず問題に対応する方法
コードを書き換える
パンくずリストに関する記述のあるファイルを開いて、ソースをdata-vocabulary.orgからschema.org書き換えます。
この部分については、わたしは詳しくないので、別途調べてご対応ください。
テーマを変更する
わたしはこの方法で問題を解決しました。
元々は「LION MEDIA」というテーマを使っていました。
2017年のLION MEDIAの記事の段階で、パンくずリストと投稿記事は構造化データを用いたマークアップ済み(schema.org)と記載されいてるので、問題はないはずなのですが、今回の警告が表示されたので、テーマを変更することに。
パンくずリストと投稿記事は構造化データを用いたマークアップ済み(schema.org)
変更したテーマが「cocoon」です。
サーチコンソールの警告解消には時間がかかる
テーマ変更の作業をしたのが、2月4日のお昼過ぎ。
テーマ変更後と、1時間後くらいにサーチコンソールを確認しましたが、まだ警告は消えていませんでした。
その日の21時くらいに再び確認。
警告は無事解消!
サーチコンソールへの反映は半日ほど時間差があるようなので、すぐに警告が解消されてもあせらないようにしましょう。